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オフィスの片付けをしていましたら、懐かしいものを見つけました。
私が2013年にナノサミット株式会社の取締役(その時は代表取締役ではまだありません。)を引き受けさせていただいた年の『国際協力銀行』が作ったナノテクに対する報告書です。
この報告書の生まれにも、色々な思い出があるなあ。
憎いアン畜生が目に浮かぶw
それはともかく、ナノサミットに最初に関わらせて頂いた記憶は2011年からですから、ひと昔以上前ですね。
スタート地点に「やっと立つことができた。」と思うので、散文的に振り返ってみようと思います。
先端技術(ナノテクノロジー)の省エネルギー・ 代替エネルギー分野への応用に関する動向調査. 国際協力銀行
日本政府は、「ナノテクノロジー・材料」 を、 「第3期科学技術基本計画(平成18年策 定)」において、「ライフサイエンス」 3 情報通信」 「環境」とともに、日本において 重点的に研究開発を推進すべき 「重点推進4分野」とし、基礎研究・技術開発・製品化 を積極的に推し進めてきた。現在も、「ナノテクノロジープラットフォーム事業(文部 科学省)」、「ナノテクノロジープロジェクト (NEDO)」、 「ナノシステム研究 (産総研)」、 「ナノスケール材料開発 ( (独) 物質・材料研究機構)」の各方面において、 基礎研 究・技術開発・製品化を推進している。
一方、米国政府は、2001年に国家ナノテクノロジーイニシアティブ (NNI: TheNational Nanotechnology Initiative) を立ち上げ、 毎年膨大な予算を付け (2011
年度は 18.47億ドル)、 ナノテクノロジー関連研究 製品化を支援している。
まず、流石はアメリカと痛感させられる決定のスピード感と予算の「えいや!」での大きさですね。
ナノ粒子技術やプロセスの革新により、 新規機能性材料や新規デバイスシステム が開発され、これが、日本の科学技術・経済・社会に大きく寄与することは間違いない。
ナノテクノロジーの製品化への問題点は
(中略)
最終的な製品化が最も難しい分野であり、量産化が難しくコスト高にな っている。更に安全性についても検討されている。
(中略)
ナノ サイズの物質が持つ特性は、次の2つに集約できる。ナノ サイズの物質が持つ特性は、次の2つに集約できる。
①表面積が飛躍的に高まることにより、化学反応速度も飛躍的に高まる。 たとえば、 通常のサイズでは反応しない物質が、ナノスケールでは活性化する。
② 量子力学的効果が物性の大半を規定するようになる。そのため、光学的、電気的、 磁気的な性質が革新的な結果をもたらす。
(中略)
素材をナノスケールにまで小さくすると、 マクロスケールとは異なる特性を示すようになり、新たな応用が可能になる。
例えば、不透明だったものが透明になったり(銅)、不燃性だったものが可燃性になったり(アルミニウム) 不溶性だったものが可溶性に なる(金)。金は通常のサイズでは化学的に不活性だが、ナノスケールでは強力な化学 触媒として機能する。
これ、当時ナノテクって凄いのだなあと最初に感じたところです。
それまではナノテクって何か凄いのだろうけど、具体的には何が凄いかは全くわからなかったです。
まだ、報告書の序の口ですし、ナノカーボンも登場していませんが。
ここまでこの記事を書きまして。。。。
これは結構長くなるかもw
続きは次回、気が向いたら。
時間があれば。
乞うご期待!!
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