Image by Sang Hyun Cho from Pixabay
ある日の朝か昼か夕。
カミさんと父上と私の三人でリビングでダベリングをしておりました。
カミさんが幼少の頃に三重に住んでいた事があったという話の時です。
父上 「三重かあ。弘太郎は行った事はあるか?」
私 「無いです。
行ってみたいですねえ。
お伊勢参りとか。。。。。
呑んで食って。。。。
エヘラヘラ。」
父上 「昔、三重に立派な方に連れて行って頂き
食った、すき焼き美味かったなあ。
感動したよ。」
私 「へー!
いいなあ。」
カミ 「ああ、あの『肉屋』ですね?
和田金。
昔はあそこに近所の奥様方も並んで肉の
切り落としとかをもらっていたんですよ。
三重を離れたずっと後、大人になってから
和田金行ってみたら、もう建物も周りも
すっかり綺麗になっちゃって。。。。。
ホントにもう!
あの『肉屋』!」
そこで父上がカミさんの話題でしか絶対に見せない驚愕の顔をしながら、私に向かってコッソリ、
父上 「おい、弘太郎。
貴婦人は一体何の話をしているんだ?」
私 「分かりませんよ。
三重にまだ行った事ないのだから。
和田金という父上の『すき焼き屋』で
カミさんのいう『肉屋』の話らしいですが」
父上 「ぬ!」
その後、父上はカミさんに精一杯に和田金や三重の思い出話を語っておりましたとさ。
めでたし。めでたし。
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