3月9日のBBCの記事です。
[https://www.bbc.com/japanese/64897982]
正直、何が起こっているのか混乱しました。
「出たな!」という感じです。
分野が全く門外漢で『詰まった』時には『頭の良い人に聞いてみるのが一番の法則』に則ってナノサミット株式会社のT研究員の知見を伺ってみました。
T研究員曰く
オスが卵子を作り出したという画期的な論文になります。
それを日本の研究者が発表しているとのことですので、良い成果となりうる可能性があります。
「作り出した卵子は質が低く、この技術を人間に安全に活用できる段階ではない」とのことですが、「現在の問題は10年以内に克服し得る」とのことで、十分期待できる余地はあると思われます。
人間含め動物のオスの染色体はXYになっており、メスはXXになっております。
この「XY」の「Y」を「X」に変えて、メスと同じ「XX」の染色体にしてみよう、という技術になります。
男性同士のカップルの妊娠ができるようになるかもしれない、また、妊娠できない女性の治療にも活用できるとのことです。
個人的には技術が完全に可能になったとしても、以前の(ES細胞、iPS細胞などで発生したような)倫理的にはそれは良いことなのか。
それによって生まれた子供やその子孫はどういった形になるのか、などの議論は発生するように感じました。
この研究の科学者は、BBCの記事からは『社会が必要だと判断した場合には、この研究の成果を用いることに反対はしない』と仰っているようです。
私としての『意見』は今のところ定まっておらず、まだまだ思考中。
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